物件を探し始める際に、どういった不動産会社へ問い合わをした方が良いかは以前お伝えしました(店舗物件(テナント)の探し方 http://mitsubai-fukuoka.com/openingpractice/470.html) が、問合せの仕方にもコツがあります。
各不動産会社のホームページ上にある物件リクエストや、会員登録などをする問合せ方法もいいですが、
まずは一度 その会社にアポを取って実際に相談に行きましょう!
何故、実際に足を運んだ方がいいのか?
それは、同じように物件を探されている人(ライバル)は他にも沢山居るからです。
不動産会社に問合せを行い、情報が入るようにしておくことは最初の一歩目ではありますが、それだけでは未だ足りません。
単純に電話やホームページからの問い合わせをしていても、それに対応する不動産会社は、問い合わせされた方々や登録会員へ画一的に情報を提示するだけといばそれだけになってしまいます。
(不動産会社側からすると、いわゆる「薄いクライアント」というだけの状態です。)
例えば、良い条件の物件情報を不動産会社が仕入れた場合、まず誰に紹介するのか!
不動産会社が「これは絶対に決まる!」というような本当に良い条件の物件情報を得た場合、多くの方へ情報を出し過ぎてしまうと、案内件数も増えるし、申込が重なってしまうと選定するのが大変になってしまいます。
こういったとき不動産会社は、確実性の高いお客様や、何としても決めてあげたいお客様へ、まず第一に情報提供を行うことが多いのです。
(登録会員よりも先に直接物件紹介をするケースです)
つまりは、そういった まず第一に情報提供をもらえるお客様になってしまえばいい訳です。
そうなる為には、単に情報を待っているのではなく、
不動産会社の担当営業マンの心を掴み、ライバルに差をつけて、より早く情報を得るために出来ることをする!=(イコール)それが実際に会って話をする!ということです。
よくあるケースで
「あそこの系列店は、いつもいい物件にお店だしてるな~」とか、
「あの人またいい物件に追加出店(または移転)してるな~」なんてことがあるかと思いますが、
そういった方々は、いい不動産営業マンを捕まえてる証拠です。
不動産会社からすると、一度契約したことのあるお客様とは、またやってあげたい・やり易いとった理由でそうなるケースが多いからです。
そういった方にお知り合いが居る場合は、その人にその営業マンを紹介してもらうのもいいと思います。
ということで、矢張りホームページや電話での問い合わせだけではなく、実際に会って話をすることが非常に大事になります。
物件探しをしているライバルに差をつけて貴重な情報をいち早く得る為の最初の動きには「実際に会って話をする」です!
では次に、実際に会って話をする際は何に気を付けたらいいのか。
顔を会わせて不動産営業マンと話をする際には、ご自身がどういう業態で、どういう物件を探し、どういう計画を持っているのかを伝えることが大事です。
そして、不安なこと、分からないこと、準備しておくべきことなどを恥ずかしがらずに何でも聞いちゃいましょう!(そして出来る限り隠し事は無しにした方がいいです。)
不動産会社側としては、
☑ どういう業態でどういったお店を出したいという方なのか、
☑ どういう物件を探しているのか、
☑ 事業計画や実績がしっかりしているのか、
☑ 資金計画はどうなのか、
☑ どういう人(性格)なのか、
など、そのお客様が具体的に進められる方なのか、確実性のある方なのか、話を聞きながら判断します。
でも、ただ判断されてるだけでは駄目です。
不動産会社から判断されるだけではなく、お客様もその不動産営業マンをしっかり判断しましょう!
☑ 聞きたいことにしっかり答えてくれているか、
☑ 飲食店や美容室など自分の計画する業態の業界について詳しいか、
☑ 知識や交渉力はありそうか、
☑ 信頼できそうな人なのか、
☑ 問題無くスムーズに進めてくれそうか、
最初に会って話をしてみるだけで分かる場合もありますが、物件の内覧などを進めていくうえでも次の点にも注意しましょう。(不動産会社に優先度高のお客様として選ばれようとするだけではなく、こちらも選びましょう。)
■ どの物件でも良いことしか言わない
■ 連絡が取りにくい・折り返しが無い
■ 調子はいいが具体的なことは言わない
■ 何についても時間が掛かる
などといったことが当てはまれば、ちょっと注意ですね。
頼りない・信頼できそうにない場合などは、他の依頼先も探しちゃいましょう!
実際、物件を探している段階から、申込・交渉する段階、そして契約手続きの段階、最後に契約後のお付き合い。など、不動産営業マンとのやり取りは非常に密になります。
話がしやすい方といい関係を築くことが重要なポイントです。
やり取りするのは、人と人なので、相性やフィーリングも大事ってことですね。
次に、より良い情報をより早く、紹介してもらうにはどうしたらよいか!
どうしても独立開業の方は、追加出店などを行う企業に比べ、「確実性の高いお客様」にはなれません。
でも、そこで諦めては駄目です。
ご自身で出来る限りの事前準備をすることで「確実性の高いお客様」に近づけることと、
「決めてあげたいお客様」になれるように熱意や自分の考えなどをしっかり伝えることが重要です。
不動産営業マンも人間です。
知人からご紹介頂いた方や、気の合いそうな方、今後が期待できる方、自分が客として行ってみたいお店、地域に貢献しそうなお店になりそうな方、応援したくなる方、などを優先的に対応することが実際に多くあります。
こういったポイントを踏まえて物件探しを始めてみましょう!!!
http://www.ash-estate.jp/tenant_restaurant.html